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店舗ビジネスで出店する方必見!工事発注のFAQ集

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店舗ビジネスで出店する方必見!工事発注のFAQ集

店舗を出店する場合、当然ながら工事を計画し発注するということが発生します。当社には「いざ工事を計画しようとしても具体的にどう進めれば良いか分からない」、「初めて見る用語も多く、工事会社とどうコミュニケーションを取ったら良いか分からない」といった内容でご相談をいただきます。そこで、今回は店舗ビジネスの経営者様から寄せられた質問とその回答をご紹介します。回答内容は店舗ビジネスだけでなく、他の業種や工事種類にも応用が利きますので、ご参考ください。


Q1:内装工事費で損しないようにするにはどうしたらよいでしょうか?

A1:図面の作り込みをするようにしましょう。

まずは図面の作り込みをしてみてください。なぜならば、その図面を基準として工事会社に相見積を実施していくことになるからです。図面で曖昧な部分があると、工事会社も曖昧な部分について何か要求されるかもしれないと思い、その分を上乗せして見積り金額を提出しようと考えます。また、メーカー指定は極力無くすことや工事中に設計変更をしないで済むまで設計時に熟孝することも必要となります。
メーカー指定を無くす理由としては、仕入れ業者ごとに得意とするメーカーが異なるためです。例えば、メーカー指定があると同スペックでありながらより安い機器が指定メーカー以外であった場合、その機器を導入することができません。このことから、メーカー指定がある場合には、なぜ指定する必要があるのかを確認し、理由が無い際には指定を避けられるようにした方が良いでしょう。
他には工事会社が「無償で図面を描きます。」と提案された場合、相見積に使う事の了解を取らないと後から「使用権の関係でその図面は使えない。」と回答されることがよくあります。スケジュールや予算に余裕がある場合には、出来れば設計事務所やデザイン会社を入れて、納得のいく図面を作り上げてから相見積もりを行った方が結果的に品質、コストの両面から良いと考えます。工事会社の選定においては、計画している工事内容に強みを持った会社へ見積依頼することを基本としてください。工事会社の選定基準は、価格だけとするのではなく、工事の計画内容や現場責任者の経歴や実績等も加味する様にし工事品質が担保されるかの確認も怠らないようにしてください。

 

Q2:店舗ビジネスの経営者です。工事費のコストダウンを開始する際には何から始めれば良いのでしょうか?

A2:まずは工事の計画のスケジュール設定から始めましょう。

具体的な案件が計画されている場合には、まず始めに計画されている工事の全体スケジューリングを行って下さい。オープン日から逆算して工事の引渡し日、竣工日、工事の着工日、施工会社への発注日、見積受領日、現地確認日、見積依頼日、図面提出日、図面作成依頼日の様な形で後ろから順に必要な日数を確保した上で内容と期日を設定します。あとはその設定した期日に間に合う様に内容の打合せを行う事や、様々な部門・関係者との調整を掛けて行くことになります。具体的な案件がなく、コストダウンに向けて準備をしたいという事であれば、過去の見積内容の分析や施工会社の調査、工事会社のリスト作り等を普段から継続的に行なうことをお勧めいたします。

Q3:半年後に美容室をオープンする予定です。どのくらい前から工事の計画のための準備を行えばよいでしょうか?

A3:店舗開業の意思決定をした段階で準備をするようにしましょう。

すぐにでも計画に関する準備を開始する必要があります。オープンする物件の広さにもよりますが、工事の発注から工事期間、備品搬入、スタッフへのオペレーションの教育期間を加味すると、それだけで約1.5〜2ヶ月は費やしてしまうことになります。それまでに内装のデザイン・設計を行い、図面を作り込みしてから工事会社への見積り依頼、選定をするとなると半年間は必要となります。そう考えると、それほど余裕があるわけではないことが分かります。半年間に行うべき全体スケジュールを設定し、それに基づき計画的に実行していただくことをお勧めいたします。居抜き物件の場合は内装工事のボリュームも多くはないと考えられますので、その物件の状態に合ったスケジュール設定をしていただければと思います。

まとめ

経営者の皆様から工事に関するご相談を受けると、縁が遠くて「何をどうすればいいのか分からない」や「提出されt見積金額が妥当なのかどうか分からない。」などのお悩みをよくお聞きます。これはこの様な内容を相談する先がない、というのも一因なのかもしれません。発注者側の立場を理解して工事計画を相談できるアドバイザー的な会社を持つことも解決策の一つかと考えます。

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