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事例から学ぶ工事費削減の成功ポイントVol.5(知人に紹介された施工会社で工事をして失敗したケース)

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飲食店外観イメージ

当社が過去800件以上の工事発注のコンサルティングにお取り組みさせていただき、様々な事例がありました。
それらの事例から学べる工事費削減のポイントをご紹介したいと思います。

事例(知人に紹介された施工会社で工事をして失敗したケース)

数店舗の飲食店を展開されている企業が、適正の無い施工会社に工事を依頼してしまい後悔をした事例です。この企業様が出店している飲食店舗は全て同じ施工会社様で工事を行っており、デザインや図面作成もその会社に任せていたそうです。今回は新たな店舗をオープンするとのことで新規の施工会社に工事を依頼したとのことでした。しかし、しばらく営業してみると使い勝手の悪さや修繕をしないといけない点が多々出てきたとのことで当社にご相談がありました。色々とヒアリングさせていただいたところ、とてもお世話になった友人から紹介された工務店に工事を依頼したとの事でした。その工務店のHPを見てみると過去実績として載っている事例が、住宅関係ばかりで飲食店舗の実績はそのお客様の店舗しか載っていなかったのです。つまり、友人からの紹介というだけで信用出来ると判断してしまい実態を見ていなかった例でした。

この事例から学べる要因は2点あります。


紹介だから信用ができるかどうかは別

内装工事と言えども、住宅/飲食店/物販店/オフィスなど様々な内装工事があります。当然ながらデザインも違えば、工事を進めていく中で設計するポイントなど注意すべき点も異なります。それらを分かった上で、施工会社を紹介してもらえるのであれば良いですが、重要なのは発注者として自らが依頼するにあたり適正な会社であるか判断できるための知識や情報は最低限持ち合わせないといけない、ということです。是非ともそのような判断がでぃるように情報収集を行い、判断力を磨きあげていただければと考えます。

実績と経験が重要

先ほど、内装工事を例にとって簡単に触れましたが、工事の種類は色々とあり、それぞれの工事に特徴があります。詳細までは分からないことも多いと思いますが、一つその会社が適切であるかを判断する分かりやすいポイントがあります。それは、その施工会社の実績と経験です。この点を確かめることができれば、比較的判断ができるケースもあります。今回の例ですと、施工会社を紹介された時に過去実績を確認しておけば、住宅に特化した会社であり、飲食店の実績が無い事は確認出来た筈です。その上で、飲食店の工事を依頼するかどうか判断することが可能だったのです。

まとめ

工事はインフラを作っていくビジネスである側面もあります。そのため、業界に従事している方や関わりを持っている方は比較的多いがために、紹介もよくあることかと思います。それらを踏まえて気をつけるべきこと、必要なことは紹介を受けた際には楽観視しないで数社で比較はしなければいけないということです。

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