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工事費削減事例・業界情報

2018.11.26

業界情報

B工事のディベロッパー情報操作

最近、ご相談があったB工事の案件でディベロッパーが見積や価格交渉情報を操作し、施設から退去するテナント側に不利になる様な進め方をしている事例がありましたので、ご紹介致します。

ご相談があったビルは都内屈指の繁華街に建つ、国内屈指の大手ディベロッパーの有名商業施設でした。

相談を受けたタイミングでは、発注期限の2週間前に大手ディベロッパーが原状回復工事のB工事指定業者である2社から相見積もりを取得し、安価である見積のみを提出された状況でした。ただし、見積の日付は2ヶ月も前のものです。落選していたB工事指定業者さんと当社は過去の案件でやりとりがあった為、内容を確認すると3ヶ月前の日付の見積で数千万円規模の案件にも関わらず安価な見積と数万円の差でしかありませんでした。「明らかに少し回って欲しい」調整された見積でありました。

そのB工事指定業者さんへも価格の打診を行い、了解を得た上で大手ディベロッパーサイドへ話を行い、落選したそのB工事指定業者さんへ改めて価格の打診をして欲しい。と依頼した所、大手ディベロッパー担当者は了解しました。ただ、回答のあった金額は当社がB工事指定業者さんと確認し合った金額ではなく、「元々出ている安価な見積を下回っていない。高い金額である。」という回答でした。そのB工事指定業者さんへ連絡を入れてみると大手ディベロッパーサイドから何も連絡はなかった。との話があり、恣意的に大手ディベロッパーがそのB工事指定業者へ連絡せずに内々で情報を操作したものでした。そのテナントさんはどうする事もできなく発注期限を迎えてしまいました。

この案件では大きく3つの問題点がありました。

1:交渉期間をなくす働きかけ

2:適切な相見積もりになっていない(指定業者間でも見積を使いまわされ、少しだけ下回る設定で調整された)

3:ディベロッパー内で情報操作

これも時間が残されていれば打つ手立て・スキームがあったので残念でなりませんでした。