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工事費削減事例・業界情報

2018.09.04

工事費削減

施工会社から紹介された設計事務所

設計監理業務は施主(お客様)の計画を現実化する為に建築や内装といったハード面の部分で施主の代理となって法令遵守・品質確保等を行います。一番重要になる点としては施主の代理である事です。施主と同じ目線を持ち、専門的な見地からアドバイス・工事に対しての是正をかけていく事で施主の足りない知識等の面を補っていくのです。
施工会社から紹介を受けた設計事務所やデザイン事務所と契約したから、設計施工分離でしっかりとコストマネジメントができている。と、認識されている施主がいます。そんな案件を第三者の立場から接していると本来の意味での分離ができているのか疑わしくなる事があります。
ここではその序列の実態とコストについてご紹介致します。

■序列の実態とコスト
1:設計事務所(デザイン事務所)は施工会社の顔色しか見ていない
2:見積は出来レースになっている可能性が高い

では、上記に挙げた2点についてご紹介をしていきます。
1:設計事務所(デザイン事務所)は施工会社の顔色しか見ていない
物件や工事ありきでの紹介を受けた場合、紹介された設計事務所は業務として設計図書の作成は当然の事ながら実施します。施主の意向や計画を反映する形でも意匠やイメージの提案はしてくれます。ただ、そこには紹介元となった施工会社の意向も汲む対応となっている事がしばしばあります。紹介元が強いメーカーで縛りを加えたり、図面の提出日程を調整する事で他社の見積が取れない様に調整をしたりと、紹介元が有利になるような様々な事を業務の織り込んできます。紹介元と紹介された設計事務所の関係性にもよりますが、みすみす受注できそうな案件の話を関係性のない設計事務所を紹介して集注する様な対応はしないのではないでしょうか。。。

2:見積は出来レースになっている可能性が高い。
相見積もりを社内の購買規定として定めているから、設計と施工は業務が分離できている。と話をされる経営者の方もおられます。ただ、それは見積依頼先の抽出・選定が出来ていて初めて成り立つものであります。3社の見積が必要で!という場合に、1社は紹介元の施工会社。他に2社は紹介元もしくは設計事務所が関係性の中から出してもらう場合も考えられます。こういう状態になってくると、適正な評価はできずにただ調整され尽くした見積が3つ出ている状態となってしまいます。

この2点から考えると、設計事務所やデザイン会社を選定する際には施工会社を絡ませずに独自に見つけ出す事が必要になります。もしくは施工に関係しない人的なルートから探し、設計管理業務を委託するしかありません。ここに少しでも施工が絡んでくる様な場合には、コストマネジメントが出来なくなってしまうものだと認識された方がよいでしょう。
また、設計事務所を選定する際にも以下の事に注意して選んでください。
A:過去の実績
B:得意とする設計内容
C:社内体制・外部委託先の体制
D:要望の再現性
(人によっては自身の作品を作ろうとして、要望や予算を度外視してしまう方もいらっしゃいます。)
E:コミュニケーション
(ニュアンスが合うかどうかも重要な要素になります。)