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2022.09.02

コラム

適正な工事費で発注ができない会社の特徴とは

これまで工事発注の適正化、工事費削減サービスを800件以上提供してきた経験から、適正な工事費で発注ができない会社の特徴をご紹介します。自社に当てはまる要素がないか、チェックリストとして活用いただければと思います。

■工事費削減が成功しない企業の特徴
1:経営層と現場が異なる方向性を向いている
2:考えが固定化しており変化を好まない
3:縁故など関係性ばかり重視している
4:工事への見識が担当者にはあって経営層に無い
5:チェック機能が一切無い

まずそれぞれを解説する前に、工事費削減は小手先では実現されません。工事費は工事の発注体制を適切に構築し、結果として削減されます。いわば経営の体質改善と同様になります。つまり、正しい経営体制を構築する事こそ、工事費削減の第一歩です。よって、弊社が実施するコンサルティングは工事の発注に特化して、経営体制を見直すご支援となります。それではそれぞれの特徴に関して、解説したいと思います。

1:経営層と現場層が異なる方向性を向いている
弊社の支援実績からも経営層が現場の状態や取組内容をよく理解せずに、とにかくコストダウンを至上命題に指示されていることが多く見受けられます。現場側の意見としてはそもそも今以上の良いやり方が判明していない状態かもしれません。また、削減の取組を行ない少なからず成果が得られた場合でも、人事評価に反映されないため削減業務へのモチベーションが上がらないということも考えられます。このように、経営層と現場が同じ方向性・目標を持って取り組みができていないケースをよく見かけます。経営層は現場に対して、品質を保ちながらコスト削減が実現した場合の人事評価の設定など環境作りに徹するべきです。現場人材は現状の状況をつぶさに開示し、今よりも良い状態になるべく情報収集し施策を実行していかなければなりません。

2:考えが固定化しており変化を好まない
次によく見られるケースが、変化を好まない企業です。これは経営層自体の問題もありますが、現場人材の問題としてもよく見られます。自分たちのやり方が正しく、今のやり方をこれまでもやってきたという考え方になりがちです。現場としても評価が同じであれば、同じことをしていた方が楽だという考えです。もしも新しいやり方を取り入れて、失敗したらどうするのか?と新しい試みに挑戦しない失敗を認めない会社は往々にして、コスト削減が実現しません。経営層としても変化をしない現場を責めるのではなく、変化をしていくことを評価する考えになっていく必要があります。

3:縁故などの関係性ばかり重視している
縁故関係、知人からの紹介など関係性を重視するばかり、正しい経営判断ができていないケースが見られます。昔から知っているから安心、長い付き合いだから小回りが効く、大手企業だから信頼ができるだろう、ということで取引先を開拓しようとしない会社が多くいます。結果として、安心がコストに反映され、通常よりも実は高いコストを支払っているケースが多数存在します。適切に取引関係を見直す仕組みを導入する必要があります。

4:工事への見識が担当者にはあって経営層に無い
このケースで比較的多いのが、大手企業で工事発注担当を行ったなどの経験がある担当者がいて、さらに経営層が工事計画の知識や見識が無い場合です。経営層としても担当者の意見を無視できず、担当者の言いなりになってしまっている様です。弊社がお話をお聞きし感じることは、工事計画の管理が出来ているのではなく、担当者が仕事をしやすいだけの環境になっているということです。自社は出来ていると考えるのではなく、定期的に過去の工事内容や将来の工事計画についてしっかりと管理・精査する仕組みづくりを外部の力を借りるなどして行うことが大切です。

5:計画チェック機能が一切無い
工事に関するご相談を受けていて、計画チェック機能の無い企業は本当に多いと感じています。工事業者選定、見積取得、図面の作り込みなどそれぞれの品質基準とその評価制度が存在せずに、工事業者を選定し工事を実施しています。工事計画への見識が無いがために、業務をこなすことに精一杯となり仕方なしにコストへの意欲が低くなってしまう様です。一つ一つ解決する上でも、第三者の協力は大きな原動力となります。工事計画の健康診断の一環として、弊社サービスを導入いただいている企業様が増えてきています。