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2022.08.18

コラム

工事費のコスト削減を進める時のリスクとその回避方法

工事費のコスト削減を進めると、自然と発生するリスクがいくつかあります。全体の流れを理解していれば、事前対策や問題発生時の回避対応が可能になります。工事や建築の業界に不慣れな場合には、防ぐ手立てが無くなってしまいますの特に注意すべきリスクについて今回ご紹介したいと思います。

 

工事費のコスト削減を進める時の3つのリスク

1:スケジュールのリスク

2:見積依頼する業者が集まらないリスク

3:発注後の設計変更のリスク

 

1:スケジュールのリスク

・リスク
工事計画を立て会社として決裁された場合、その計画した期日までに工事を終わらせなければならないと言うことになります。そのため、社内協議に日数が掛かってしまい時間が少なくなってしまった場合や意図的に見積依頼業者や第三者によってスケジュールを遅らされた場合に工事が終わらない、時間が少ない中で判断をしなくてはならないリスクが発生します。

・回避方法
基本的には工事完了予定日から逆算をして、現場確認、図面の完成日や見積の受領日、発注先の決定日など全てのスケジューリングを行ないます。社内協議自体も具体的にいつまでに回答を出すと言う期限を作ると良いでしょう。ただし、見積依頼業者や第三者の思惑により、提出される図面や見積金額を意図的に遅らされる事は多々あります。なぜなら、見積提出日を伸ばすことができれば発注者側の検討期間は自ずと短くなり、相見積もり企業や社内での調整が困難となるためです。そのため、図面の依頼先には厳格に提出期限を守る事や事前にしっかりとした図面を作り上げ提出書面内容を漏れなく伝えるなどで対応する必要があります。

 

2:見積依頼する業者が集まらないリスク

・リスク
近年、建設業界は人材不足ということもあり多忙な会社が多くあります。また、大手の建設会社が工事する案件が無くても、人材の囲い込みのため協力会社の日程を予め抑えるということもしていたりします。そのため、多忙や現場管理する人員がいないという理由で見積依頼をする前の段階で、断られるリスクも増えています。時期によって空いている、空いていないということはあるものの工事を計画したいという時に見積依頼する業者がそもそも見つからないというリスクもあります。

・回避方法
見積依頼しても施工会社からのお断りもあることを想定して、数多くの施工会社に打診をする事が必要です。工事計画が継続的に発生する場合には、施工会社リストを作成し計画段階からお声がけをしておくと良いでしょう。今まで協力頂いている施工会社と共に、新たに依頼出来る会社も作るようにして下さい。依頼する際も計画内容やスケジュールを早期に伝えて、相手型の日程を確保すると良いでしょう。

 

3:発注後の設計変更のリスク

・リスク
発注をする施工会社が決定し、工事を進める中で当初は気づかなかった点、計画に入っていなかった点や思い改めて変更をしたい箇所が出て来る事もあるかと思います。その場合、工事内容を変更することになりますが、発生する追加工事の見積は一般的に施工会社にとっての利益率が高くなる=工事費が相場よりも高額になることが多々あります。なぜならば、追加工事は施工会社側から見ると、相見積もり業者という競争相手がいないため受注率が高くなる案件となるためです。

・回避方法
まずは設計段階で変更が生じない様に綿密に設計・図面を抜け漏れなく作り上げることが必要でしょう。その上で、もし設計変更が必要になった場合でもその都度、工事内容と金額を確認し、他の回避方法がないかなど協議を行った上で、追加工事の採否を行なう事です。とりあえず、設計変更となった工事について上記確認をしないで追加工事を行い、後々の精算時にトラブルとなっている話をよくお聞きしますので注意してください。

 

全体の取組の流れや各社との関係性を俯瞰して見ると、リスクとしてトラブルになりそうな点や問題が起こりそうな点は事前に発見できる場合が多いです。事前に対策が打てる様に情報収集とその情報活用を上手に行なっていただく事をお勧めいたします。